汗汗フェスタ 2005 in 千畳敷

日時 '05/07/31(
場所 千畳敷高原キャンプ場周辺    山口県長門市日置北山
内容
カテゴリ MTB3時間耐久レース
3時間チーム耐久(1〜5名)
ソロ チーム
選 手 燃焼系
くまやんにし 組
コース 4,320m/周  高低差 93.7m
時間・周回数 3時間
費 用 3,000円/人
応 援 もりもりにょろあっきーYフレ


大会結果ページ
■チームコンテンツ

燃焼系執筆

(プロローグ)
 7月某日。春や梅雨という季節を忘れさせるのに充分なほど、カラカラに乾いた暑い日の話だ。某自転車店に立ち寄った燃焼系はやむを得なく、渋々、どうしようもなく渋々、天敵である黄身黄身に自転車の整備を頼む。整備をしていると黄身黄身が自転車の異変に気がつく。そして蛙を見つけた蛇のような目を燃焼系に向ける。
燃焼系、自転車のチェーン終わってるぞ(伸びている)。」(ニヤリ
「・・・・・・・・・・。」
「どうする??交換する??」
「ま・・・・・、まだ、もうちょっと・・・・・、使いたい・・・・・。」
 燃焼系を馬鹿にする黄身黄身
 めげずに立ち向かう燃焼系
 さらに悪口雑言で燃焼系を攻め立てる黄身黄身
 凶器を探し始める燃焼系
 シングルギアを探し始める黄身黄身
 土下座する燃焼系(涙)。

 これは嘘のような、若干フィクションも交えた本当のお話なのでした。

(7月31日)
 言い訳は嫌いだ。それでもなお、説得力のあるレース出場辞退の言い訳を探している。フランスには「物事が出来ない理由は、いつも100ある」ということわざがある。人間は言い訳をしたがるという意味だそうだ。千畳敷に向かう車の中。外はドシャ降りの雨である。
 こんな言い訳はどうだろうか。
 @人生で3回あると言われるチャンスの2回目がきたから。
 A桃太郎に鬼退治へ誘われたから
  (報酬は吉備団子に加えて今なら安眠枕をセット)。
 B宇宙人に攫われ、サドルに座るとアントニオ猪木になるという手術を受けたから。
 C衆議院議員選挙に出馬するから。
 D耳が・・・・・・・・でっかくなっちゃった・・・から(マギー)。
 E体力の限界・・・・・(男泣き)。
 Fマチルダさ〜〜ん・・・・(アムロレイ)。
 Gザクとは違うのだよ。ザクとは・・・・・(ランバラル)。
 まだ残り92もあるじゃないか。ええっと、ええっと・・・・・・・。そんな事を考えているうちに千畳敷に到着した。

 いつも間にか雨は止んでいた。くまちゃん、やんにしもりもりはすでに会場に到着しており、タープの組み立ても終わっていた。ご苦労様でっす。
 さっそく試走の準備を始める。先ほどまで降っていた雨はコースのいたる所でぬかるみを作っていた。これによって、本番前に落車する選手が後を絶たなかった。波乱の予感だ。
 開会式が終わり、スタート地点に選手が集合する。ポパイと一緒に比較的前に陣取る。後方には選手が大勢いる、が、もいた(なんでやねん!!)。

<スタート>
 周りを気にしながら慎重にスタートする。落車はゴメンだぜ。バラけてきたところで前方に躍り出る。前方にはHRT常ゴンタケダッチが走っている。序盤ぐらいは彼らについていくのだ。ぬかるみで苦しむタケダッチオイラも慎重にぬかるみを走る。後方には・・・・・だ。
 無事に1周目を終え2周目に突入。どうにかHRT軍団に食らいついているが、上りで徐々に差を開かれる。さすがです。セレブです

<1時間経過>
 とうとうHRT軍団に引き離される。しかしさんに遭遇。よく見るとそれは宇部のDHライダーS君だった。サングラスをかけたさんは変な汗をかきながら走っていた。熱中症になんなよ〜〜。スタート時は曇っていた空から光が差してきた。気温の上昇を肌で感じる。が、懐は寒い(意味なし)。

<2時間経過>
「君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ」。シェークスピアの「お気に召すまま」には、そんなセリフが登場する。牛歩だ。オイラの時間は牛歩のごとくゆ〜〜〜ったり流れている。そして目の前を走る牛男もまた牛歩だ。しかし彼はギャラリーの「牛さ〜〜ん!!」という声援に答え、ウイリーをするというパフォーマンスで観客を魅了していた(芸達者や)。時折ある足の痙攣をなだめすかしながら走る。

<2時間30分経過>
 あぢぃぃ(暑い)。駐車場に続くアスファルトの舗装路を上っている時、ふと異変を感じた。前に進まない。何だ!?後ろを振り返る。なんと、そこには常ゴンが言葉では言い表せない暴挙を繰り広げていた。「何やってんすか!!」「かっかっか!!」高笑いで走り去る常ゴン。あ、あれがダークサイド(暗黒面)に引き込まれた男か・・・。恐るべし。 次に現れたのは山口県が誇るスーパー草レーサーヨロズ〜だ。トップで独走中の彼はオイラに向かって、「気合で走るんだよ」と捨て台詞をはいて走り去っていった。む、無理です・・・・。

<3時間経過>
 長い3時間が終わった。後はゴールするだけだ。ペダルを踏み込む足に、あるだけの力を込める。会場に近づいた所で声援が聞こえてきた。にょろ新しい家族を連れて到着したところだった。「燃焼系!!もちろんトップやろ??」こんの子連れ狼が戯けた事を〜〜〜・・・・グスン(涙)・・・。
 ゴール!!

 終わった。耐久レースは走るたびに、「もうやらん」と思わせる過酷なレースだ。てか、本当にもういい・・・・・、とは、言わんけど・・。とにかく終わった。応援してくれた方々に礼を述べてまわる。そこにレース後も衣装を脱がない牛さん登場。「その衣装は何処で買ったん??」「インターネットで・・・」地道な努力だ。見習おう。てか、早く脱げよ!!

 抽選会では仲間達が次々と商品をゲットしていた。オイラハマユウセットなる商品を頂いた。いやはや、ここに貧乏神はいないのですね(ヒデキ感激!!)。

(エピローグ)
 8月某日。肌寒いとか、春めいて、なんて言葉から地球3周分ぐらいかけ離れた暑い日の話だ。某自転車店に立ち寄った燃焼系黄身黄身にレースの結果を報告する。
「整備してもらったお陰で、初めてノントラブルで走れましたよ!!」
それが普通だろうが!!そういう事をしっかりレポートに書いておけよ!!」
「そういう事を書けって言われた事を書いておきます。」
 燃焼系を攻め立てる黄身黄身
 果敢に応戦する燃焼系
 過去の事まで引っ張り出して攻める黄身黄身
 何気なく鈍器を探す燃焼系
 露骨にシングルギアを探す黄身黄身
 土下座する燃焼系(男泣き)。
 鬼の首でも獲ったかのごとく勝ち誇る黄身黄身

 これは地獄の釜を引っ繰り返したような暑い日のお話。
 蝉ですら鳴く事を放棄するような、暑い暑い日のお話なのでした。


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