やんにし執筆
　募集要項は今年もデタラメ
　酷暑の阿蘇から一週間。左足中指の痺れが取れないまま、今年初のXCレースの日を迎えた。
　ここ、もみのき森林公園は800m超の高地であるが阿蘇同様に暑い。

　EsperanceStageポパイ、エクシーどらチャン、乙女ちゃんリリ○、姫が仕度を終え、試走に出発する。 試走を自分のペースで走りたい俺は、わざとゆっくりマシンを整備し、みんなと離れてスタートする。
　阿蘇の疲れか左膝が痛い。オフロードを走るのは今年3回目、練習不足もいいとこだ。下りが怖い。
　今年は3年前のコースに近く、山を下ってきたあと耐久のコースを周ってくる約10km。募集要項には7.6kmとあったが予想通りデタラメだった。
　「ビギナーにエントリーしていてよかった。（汗）」
　阿蘇の疲れを引きずったっまま、真夏にここを２周なんて。。 自転車競技を始めて5年も経ったが、そんな理由で「初心者の部」にエントリーである。

　試走から帰ってくるなり乙女ちゃんの二人は、車のエンジンをかけるとクーラーで涼みながら昼飯を食い始めた。
せっかく走りに慣らした体をクーラーで冷やしてしまうなんてスタート直前の試走の意味を理解してないダメっぷりを披露。どらチャンを唖然とさせる。 しかもリリ○はガッツリ昼飯を食うらしい。レース中に吐いても知らんぞ。。案の定、腹痛に見舞われるリリ○。(~_~;)

　召集がかかった。　「3列で並んで。」　初心者の部らしく皆遠慮してスタートライン最前列に誰も並ばない。 計らずも先頭しかもイン側をゲット。にょろの気分。となりが空いてるので後ろに合図。リリ○選手が並ぶ。
　スタートの号砲。なんなく先頭に踊りでる。レース人生初の経験？（小躍り）
　そのまま先頭でキャンプ場まで走るが砂利にビビって減速。後ろの気配に道を譲るとトップに立ったのはリリ○選手！ その後、うさぎ隊の方が先頭に立ち、うさぎ隊、リリ○、やんにしの順でロードへ。
　ロードでリリ○がちぎれ下がる。自分はうさぎ隊の後ろに食いつきパックを形成（後ろで休んでただけ。(~_~;)）そのままジープロードへ。最初は喰らいついていたが徐々に離される。
　力の差は歴然だ。序盤から後ろを見ながらのレースを余儀なくされた。
　登り途中でリリ○選手が3位に返り咲く。リリ○の影に怯えながらもマイペースで登る。心拍は限界に近いがＳＥＶの助けもあって息切れはない。頂上を越えたところで２位は安泰な雰囲気。後は「怪我せず完走モード」で走る退屈な一人旅となり そのままゴール。

　続いてリリ○選手が1分後にゴール、試走をしていない菊蔵が中盤でゴール、姫は最後の直線で1人抜きブービーをゲットする諦めない走りを見せた。

　頂上を征することはできなかったが、表彰台の一角を獲得する好成績を収めた。
　「来年はビギナーに出たら怒られるだろうなぁ。ここ2周は足がもたないよ。。。」
　写真の笑顔とは裏腹に、来年を考えると憂鬱なやんにしであった。