第11回 天草下島一周サイクルマラソン

2004/03/07(
  •   
場所
内容
カテゴリ センチュリーラン
クラス Aコース
サイクルマラソン
約150Km
Bコース
サイクルマラソン
約100Km
Cコース
ファミリーサイクリング
約25Km
受 付 7:00 〜 7:50
開会式 8:00 〜 8:40
競 技 8:50 〜 16:50
(各コース別10分間隔、ゴール後流れ解散)
選 手 くまピーター
コース 約150km
天草下島全島一周
(第3CP 6時間関門あり)
約100km
峠越えショートコース

約25km
(イ)大多尾半島一周
(ロ)獅子島周遊
天草市
うしぶか海彩館

苓北町
天草市
参加費 4,500円
2,000円
(ロ)別途フェリー代
結果
行程
 3/6() 柳井発 8:00→徳山東IC〜松橋(まつばせ)IC→熊本県牛深市 到着17:00
   (宿泊:ホテルハーバーイン)
 3/7() ホテル発 6:30→スタート地点(天草郡新和町役場)到着 7:00→9:18スタート
 3/8(月) ホテル発 9:00→松橋IC〜熊毛IC→柳井到着 16:30

くま執筆

 去年のヒロシゲ忘年会でのこと。やんにしより「こんなん来てるよ」と紹介されたのが今回の大会。
 「天草=景色が良い,食べ物がおいしそう」というイメージがあり、去年の「ツール・ド・のと」で味を占めている俺は参加してみることにした。この時点での参加表明者はピーターだけ。それから申し込み期限ギリギリの2月9日まで「もう一人くらい同行者いないかな?」と探したけど、結局見つからず当初のとおりピーターと二人での参加を決定し申し込みをした。ただ、申し込みをギリギリまでしなかったことで宿泊場所の予約が遅れ、スタート地点の天草郡新和町周辺の宿泊施設の予約がなかなか取れず、結局新和町から30分程度車で走った所にある牛深市のホテルを予約した。

 3月6日大会前日。午前8時に柳井を出発し現地へ向かう。途中、防府辺りから雨が降り出し山口を過ぎる辺りから雪,美東を過ぎる頃には吹雪になった。この状態が九州に入っても続き、現地に着くまで天気は回復しなかった。高速道路はまずまずのペースで走れたが、松橋ICを下りて約120kmを一般道で走らなければいけないのがつらかった。
 現地到着後、車で明日のコースを下見してみる。スタート地点の新和町役場から牛深市までの約40kmは細く曲がりくねっていてあまり見通しが良くない。全体的にアップダウンや道幅の狭い所が多く「これは序盤の下りはスピードも出せないので前が詰まっちゃうだろうなぁ」と感じる。牛深市に入った時に辺りが暗くなってきたので、この先の下見はやめてホテルへ入る。「明日は天気回復しないかなぁ」と思いながら就寝。

 3月7日、スタート会場での受付開始が午前7時からのため午前5時半に起きる。
 「天気はどうかな?」と外の様子を確認する。「雪が降ってる…。山も真っ白だよ…。」ちょっと気力が失せる。ホテルを午前6時半に出発。この時の気温が3℃。雪は降り続いている。
 「今日は過酷な一日になるなぁ」とピーターと話しながらスタート会場へ向かう。

 午前7時スタート地点の新和町役場に到着。気温は相変わらず3℃。寒い,寒すぎる。震えながら準備をするが、寒さのためなかなか進まない。開会式が始まる午前8時にようやく準備終了し開会式に臨む。この後のスタートまでの時間に自転車を最終チェック。この時に大変なことに気付いてしまった。
 「俺の自転車、リアブレーキをかけるとブレーキパッドの片側がリムに当たりっ放しになる…。」
スタート時間が近づいていてもうどうすることもできない。仕方なくそのままスタート位置につく。
スタートはまず150kmコース参加者のゼッケン番号1〜50番がスタート。その後50名ずつ3分間隔でスタートしていく。ピーターのゼッケン番号は「373と374」で9時18分のスタート。50人ずつだからいきなりバラける。最初はピーターの後ろについて走ってたけど、ピーターの調子がいいのか8km過ぎからスピードアップ!あっという間にチギられてしまった。ちょうどその直後、後ろから6人くらいの集団が来たので「ちょっと付いて行ってみよう」と後ろに付く。ただ、曲がりくねっているうえにコース幅が狭いので走りにくい。下りでは予想通り前が詰まり、常にブレーキをかけて下らないといけない状態。いつもなら登坂で遅れても下りでちょこっと盛り返すんだけど、それがまったくできず次第にストレスを感じていく。(結局、登坂が弱いだけなんだけど)
 牛深市へ入り、ようやく道が広くなり走りやすくなる…予定だったけど、強風(向かい風)とみぞれ・あられで前を見ることができない。下りでもペダルを踏み込まなければ前に進まない状態で、体力を一気に奪われた。
 第一チェックポイントに到着した時は、自分が設定していた予定時間よりも約20分遅れていて、「このままではマズイんじゃないかな」とあせりが出始める。

 第二チェックポイントは昼食会場を兼ねている。俺がここに着いた時、ちょうどピーターが昼食を終え出発するところだった。ピーターを見送ってから昼食をもらいに行ったが、ここで更にあせりを生む状況が…。昼食は「おにぎりと豚汁」,これを配っているのだが、体育館の中でおこなっているので場所が狭く一列に並ばないといけない。この列に並んで昼食を手にするまでの時間が約20分!大幅なタイムロスにあせりが大きくなる。 急いで昼食を済ませ出発したが、ここからダラダラと長い登坂でダメージが蓄積される。更に追い討ちをかけるように強い向かい風で前に進まない。この頃から両足のふくらはぎがつりかかった状態での走りとなっていて、登坂でしっかり踏み込むことができなくなっていた。まだ走行距離は90km,あと60kmは走らないといけない。ここまでですでに5時間を経過。正直なところ第三チェックポイントでの時間関門(スタートから6時間以内に通過すること)でアウトとなるのを覚悟した。
 100km地点を過ぎた辺りからようやく追い風となりスピードアップ。第三チェックポイントに着いたのが5時間40分を経過した頃。「かろうじて間に合った…。でも、俺の設定時間と比べるとかなり遅れているし、そろそろピーターがゴールする頃だから待たせちゃうなぁ」と思いながら走り続ける。
 結局、俺がゴールしたのが午後4時頃。目標の6時間半以内から30分も遅れてしまっていた。ゴールした時も小雨が降っていて体温は上がっていない。早々に片付けを済まし近くの温泉施設へ直行したが、小さなところで「芋の子を洗う」状態。ちょっと待っていたら空いてきたので、とりあえずゆっくりと温まることはできた。

 夕食を済ませホテルへ帰ってきたのが午後7時頃。そのままベッドに横になりボーッとしていた。おそらく午後9時過ぎに就寝。過酷すぎる一日が終了する。

 3月8日。朝起きると全身が痛い。特に腰と膝に激痛が…。昨日がいかに過酷だったかをあらためて実感した。午前9時にホテルをチェックアウトし帰路に着く。
 午後4時半頃、ヒロシゲ到着。お土産を渡し、そこでまったりとする。
 午後7時頃ようやく自宅へ。風呂に入った後、そのまま就寝,朝まで寝ていた。


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