竹谷選手・中込選手と一緒に走ろう しまなみ海道サイクリング

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場所
内容
カテゴリ ツーリング
参加者   くま(Kimi2R)、じっちゃん(GoldBoys)、 もりもり
特別ゲスト 竹谷賢二選手 (FORD/SPECIALISED)
中込由香里選手 (SY−Nak/SPECIALIZED)
受 付
7:30 〜 8:15
開会式 8:30 〜
費 用 参加費:無料、 フェリー・橋通行料:1,000
コース   今治・糸山公園→今治港→(フェリー)→
     大三島・宮浦港→伯方島→大島→今治・糸山公園
主 催 門田基志選手 (FORD/SPECIALISED)
チーム焼鳥山鳥【ちーむやきとりさんちょう】

くま執筆

 前日午後から降り出した雨が夜になって更に激しさを増す。「本当に明日走れるんだろうかなぁ」と不安になり、インターネットの天気予報を確認する。サイクリングスタート予定時間の午前8時半頃には天気が回復するようになってはいたが、午前6時頃までは降り続く予報になっていた。

 自宅を出発する午前2時頃までロードとMTBのどちらで参加するか悩む。本来ならロードで走りたいが、天候と路面状況を考えてMTBでの参加を決意する。午前2時半にヒロシゲ前でじっちゃんと,午前3時半に岩国でヤノッチ(元 FORD/SPECIALIZED 藤本弥之助選手)、モリモリと合流し、目的地である糸山公園・来島海峡展望台(今治市)を目指し出発した。出発直前、自分の車のキャリアに積まれた自転車を見ると、ヤノッチモリモリがS-WORKS・M5のブレイン,が3年前(多分)モデルのM5,じっちゃんがフェスティナモデル(ロード)と4台全部がスペシャの自転車。「これはすごい宣伝だよ!」とヤノッチご満悦。途中、河内〜本郷が事故のため通行止となっていて河内ICで強制的に高速道路から下ろされたが、本郷ICまではほぼ一本道なので時間ロスもほとんど無く再度高速道路に入ることができた。 尾道からいよいよしまなみ海道へ入る。まだ尾道〜今治が完全に高速道路化されていないので、途中で一般道を通る区間もあったが、早朝の移動ということで交通量が少なく順調に進み午前7時に目的地に到着した。 ただ残念だったのは、早朝ということでしまなみ海道を車で通っている時は、まだ真っ暗で景色も何も見えなかったこと。

 目的地に着くまでは「今日はどこからどこまで走るのだろう?今治〜尾道では距離があるし、今治まで車で行くのだからどこかで折り返すのだろうか?」と4人で予想していたが、実際の行程表をもらってみると、まず糸山公園・来島海峡展望台から今治港まで自転車で行き、フェリーで大三島の宮浦港へ移動,そこから糸山公園・来島海峡展望台までサイクリングをすることになっていた。 ちなみに、事前にヤノッチから「今回のサイクリングはサイスポによる竹谷選手中込選手への取材も兼ねたイベントだから、通常のサイクリングイベントとはちょっと違うかも。」と聞いていた。また「アテネオリンピック・MTB代表の選手二人が参加するイベントなんてなかなか無い!」ということも参加することにした理由の一つだった。

 じっちゃんは、この日の天気予報からルーベではなくフェスティナのほうを持ってきていたので、集合場所で竹谷選手から「あれっ?今日はルーベじゃないの?」と聞かれていた。実は11/27の「ツール・ド・ゆう」に竹谷選手がルーベで出場していて、「同じロードを持っている」って話をしたのがきっかけでしっかり覚えてもらっていて、出発から今治港までの間「竹谷選手独り占め状態」だった。
 フェリーに乗る直前にモリモリが「なんか自転車からカタカタと音がするんだけど?」と言い、ヤノッチが今回のイベントに参加されていたスペシャメカニックの阿部氏に見てもらうと、「これ、ユニットのワッシャが片方入ってないよ。バラしたことある?」との回答。もちろんバラしたことはないので、恐らく最初から入っていなかったのだろう。「今日はどうしようもできないけど、とりあえず支障はないよ」とのことなので、「帰ったらすぐにヒロシゲ屋に持って行こう」ということとなった。

 宮浦港に到着後、休憩ポイントの大山祇神社を目指す。この頃の天気は晴れ間が時々出るが、全体的には曇った状態で風も強く、日が陰った時は結構肌寒く感じた。大山祇神社に到着して約20分の休憩。まずは参加者全員での集合写真を撮る。今回100人を超す参加者のため集合写真を撮るのも大変そうだった。その後、目の前にあったまんじゅう屋にみんなが群がる。「甘酒まんじゅう」と「三島まんじゅう」がここの名物らしい。とりあえず「甘酒まんじゅう」を2個買いそのうち1個を食べたが、あったかくてほんのり甘酒の風味がしておいしかったので、残りの1個は途中の補給食用に取っておいた。 大山祇神社を出発する時に、少しペースを上げて走る「竹谷班」とのんびり走る「中込班」に分かれることになる。自分モリモリじっちゃんはのんびりと走りたかったので「中込班」で2回目の休憩ポイントとなっている多々羅しまなみ公園まで行くことにした。多々羅しまなみ公園では10分程度の休憩ですぐ出発。まず最初に渡ったのが「大三島橋」。ここは距離も短く普通の橋を渡ってる感じ。しまなみ海道の橋は自転車と原付の通行が完全に分けられてて、今治方面に向かって右側が自転車,左側が原付となっている。このことも自転車で走りやすいサイクリングロードの理由の一つになっているようだ。この辺りから3回目の休憩ポイントになっている「道の駅・伯方SCパーク」までの区間はなぜかペースアップ。周りのほとんどがロードの中でがブロックタイヤのMTBだったからかも知れないけど「のんびりサイクリング」ではなく結構必死に走ってた。
 道の駅 伯方SCパークに着くと約20分の休憩。ここで隠し持っていた「甘酒まんじゅう」を食べる。さっきのように暖かくはないが十分においしかった。休憩場所のすぐ近くに「伯方の塩を使った塩ソフト」なりものを発見。かなり誘惑されたが、日が陰って風が出てきて肌寒くなってきたのでここは我慢する。でも、中込選手を筆頭に結構みんな食べていた。出発前にここでまた班分けがおこなわれ、今度は「竹谷班,中込班,門田班」の3班に分かれる。どの班もペースは同じということなので、今度は「竹谷班」で走ることにする。
 次に渡ったのが「伯方・大島大橋」。最初の大三島橋でもそうだが、橋の自転車道入り口に賽銭箱のような「料金箱」が設置してある。ここに通行料を入れるのだけど、別に管理人がいるわけでもなくあくまで通行者の善意にまかせるシステムになっている。今回は主催者側が参加費から一括で払っていたが、個人で来たとしても景色を堪能できるのだから払っても損はないと思った(損したと思った人も、ちゃんと払ってください!)。この辺りから少しずつ向かい風が強くなることが多くなり、できるだけ体の大きい人の後ろに張り付いて風の抵抗を少しでも軽減するように走った。
 午後3時頃、最後の休憩ポイントとなっている「バラ公園」に到着する。その名のとおりいろんな色のバラが咲いていたが、時期的にちょっと寂しい感じ。満開の時に来れば辺り一面にバラの香りがただよっているのだろうなと感じた。そしてここにも「塩ソフト」のお店が。他にも「バラソフト,さつまいもソフト,みかんソフト」などいろんな種類があった。ここではもう我慢せず「塩ソフト」を購入。思ったほど塩の味がきつくなく、甘さひかえめであっさりとしていた。モリモリは塩ソフトとバラソフトの二つを続けて食べていた。ここでヤノッチと一緒に中込選手店員の結婚を報告。中込選手はすでに知っていて「『おめでとう』って伝えて」との伝言を受けた。
 バラ公園を出発すると、いよいよ目の前に全長約6kmの「来島海峡大橋」が見えてくる。「あれを渡りきれば今日のイベント終了だなぁ」と思いながら橋へ向かって上って行くと、急に竹谷選手含め先頭集団がペースアップしたみたいで、あっという間に離されてしまった。橋の上に出ると強烈な向かい風で思うように進まない。集団から完全にチギれて一人旅になっていたので風の抵抗をまともに受け、ギヤを軽くして回転力で進むようにしても風で押し戻されるような感覚だった。でも約6kmも海の真上を走っているので、周りの景色は「絶景」だった。

 糸山公園・来島海峡展望台に到着し今回のサイクリング終了。走った距離は50km程度だったけど、十分楽しめて満足の一日だった。
 今回のイベント参加して感じたことは、スタッフとして動いていたチーム焼鳥山鳥」のチームワークがすごく良く、100人以上の集団を完全にコントロールしていたこと。危険個所などでは、先回りして笛や声で合図を送り参加者全員に伝わるようにしていて、「危ない」と感じることは全く無かった。自分にとっては、ただ単に楽しめただけでなく勉強にもなった一日だった。



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